テレビ、街頭、インターネット上などあらゆるメディアで目にするキャラクター「楽天カードマン」。このインパクトのある広告は非常に認知度が高く、その結果、CM内でも「8秒に1人が申し込んでいる」と宣伝しているように、世界的に見ても類をみない、多くのカード加入者を獲得している。

この広告の戦略を統括するのが、中島謙一郎氏だ。2012年より現職に就く中島氏の仕事内容は一般的な広告宣伝部の枠を大きく超えており、日本ではまだ珍しい存在と言えるだろう。

「全グループで40以上の主要サービスがある弊社には、グループ全体の広告、マーケティングを担うグループマーケティング部があり、私はそこを統括して見ております。社内横断的な組織で、各事業・サービスの戦略的なマーケティング活動は全て一緒になってやりますし、楽天ジャパンオープンテニス・チャンピオンシップスの開催、弊社代表取締役会長兼社長の三木谷（浩史）が理事長を務める東京フィルハーモニー交響楽団の支援活動、楽天野球団関連のイベント運営なども担当しています」。

事業部ごとに宣伝担当者がいる企業や…