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リコー「THETA」で新機軸、映像体験を通じて消費者と共進化

公開日:2014年4月23日

ボディにはシャッターと電源、無線LANのオン・オフ用ボタンだけ。シンプルに操作できる。

製品を介したコミュニケーション

リコーは「imagine. change.」をブランドメッセージに掲げています。コンシューマービジネスにおいては、映像の新しい体験を、ハードウエアやソフトウエアの形にし、世に提示すること。それが、私たちが社会の役に立つ方法のひとつです。国内では2013年11月に発売した、全天球イメージを撮れる「RICOH THETA(リコーシータ)」も、このメッセージを具体化した例のひとつです。

上下左右360度を撮影して“場を共有できる”映像デバイス「RICOH THETA」の開発のヒントとなったのは、「画像共有」の盛り上がりでした。09年末、当時の近藤史朗社長(現会長)から「自社技術を活かした新事業創出を」とオーダーを受け、翌年明けすぐ検討を始めた私たちは、当時普及しはじめたiPhoneと、ユーザーが増えつつあったTwitterに着目したのです。

彼らは画像共有サービスを使って「お酒を飲みに行った」「買い物をした」など、ごく普通の日常風景をシェアして、心持ちを分かち合っていました。例えば、生ビールの写真を通じ、「今日は一日よく頑張った。みんなおつかれさま!」という気持ちや空気を共有しあっていたのです。その“写真”は、誰かと共有されることで輝きを放っていて、今まで画質や構図などの美しさを追求してきた写真とは、全く違う楽しみ方だと感じました。

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