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映画監督・大友啓史さん「意志、願い、覚悟――未来に映像が担うもの」

公開日:2014年4月16日

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大友啓史(おおとも・けいし)
1966年岩手県生まれ。慶應義塾大学卒業後、90年NHK入局。秋田放送局、ドラマ番組部を経て、97年ロサンゼルスに留学。2年間ハリウッドで脚本や演出を学ぶ。帰国後、連続テレビ小説『ちゅらさん』シリーズ、土曜ドラマ『ハゲタカ』、ドラマスペシャル『白州次郎』、大河ドラマ『龍馬伝』などの演出、映画『ハゲタカ』の監督を務める。2011年4月NHK退局、翌月に独立。ワーナー・ブラザースと日本人初の複数本監督契約締結。12年8月『るろうに剣心』(ワーナー・ブラザース)公開、13年3月『プラチナデータ』(東宝)公開。2作連続大ヒットに導く。14年夏、『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』公開予定。

どんな希望を見つけ出すのか

テレヴィジョンの語源は、ギリシャ語で“遠くを見る”、だそうだ。

遠く。それは地球の裏側で生きる人々の暮らしであったり、深海の奥底に潜む生物であったり、宇宙の果てであったり。時にそれは、人の心の奥底であったり、我々の存在を脅かす自然現象への想像であったり。足元に転がる、ふと見失っていた小さな生活であったり。人は常に“遠く”を欲するものだ。僕は20年間テレビに関わりながら、そのことを常に意識してきた。

誰も見たことのないもの。目の当たりにしたことのない世界。誰もやったことのないこと。その意識は、映画を創っている今の自分にも繋がっている。

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