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家庭のマッサージチェア普及率、7割以上を目標に

公開日:2014年1月27日

奥田瑛二さん出演のマッサージチェア「ダブル・エンジン」のCM。

「気持ちよさ」を体感してもらう

ファミリーイナダは大阪市に本社を置くマッサージチェアメーカーである。同社の前身はマッサージ器の部品を製作する下請企業だったが、1962年に自動マッサージ器「ファミリー・チェア」を開発してメーカーに転身、2013年3月に創業50周年を迎えた。

創業当時、マッサージチェアといえば銭湯や温泉旅館などに置いてある業務用が主流だったが、30年前から徐々に一般家庭にも普及しはじめ、現在は家庭用が90%以上を占めるまでになった。マッサージチェア市場は海外へも拡大しており、ファミリーイナダは現在100カ国以上に進出。収入の約35%を輸出が占めている。特に最近では中国、香港、台湾、韓国といったアジア諸国と、アメリカが好調に伸びている。

近年、マッサージチェアの販売方法は多様化して、家電量販店だけでなく、スーパーやホームセンターなどでも販売されるようになった。また、テレビショッピングやカタログ通信販売による売上も大きな割合を占めるようになってきた。ファミリーイナダ代表取締役社長の稲田二千武氏は「認知され定着しているが、マッサージチェアの本当の普及はまだ先である」と話す。現在、日本におけるマッサージチェアの普及率は全世帯の20%前後。稲田氏の目標は普及率70~80%で、マッサージチェアがテレビのような一般家電として家庭に溶け込む日が来ることを目指している。

しかし、その達成にはさまざまな課題を解決していかねばならない。普及を阻む最大の課題は価格だろう。稲田氏は「価格は優先順位の問題」と、店頭での対面式体感キャンペーンの重要性を指摘する。

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