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データを基にヒットの卵を見つける「ロングテールマネジメント」とは?

公開日:2013年9月09日

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<小野田准教授のお薦め本>
お薦めの書籍は「ビッグデータの正体 情報の産業革命が世界のすべてを変える」(講談社刊)。小野田氏曰く「『N=全部』『乱雑>正確』『結果から逆引き』など、ビッグデータの本質論が満載の1冊」という

2008年の北京オリンピック時には、日本代表の全選手を対象に大会前と大会後に好感度調査を実施。「感動度1位・北島」という注目選手の結果から、大会前は注目されていなかったにも関わらず、その活躍で人気が急上昇したソフトボールの上野選手、フェンシングの太田選手をびっくり度、ブレイク度といった指標で分析しリリースをだしたところ、メディアからも注目された産業能率大学の小野田哲弥准教授。「ロングテールマネジメント」を専門とする小野田氏は、その後も調査対象者を1万人に増やし、「WBC日本代表選抜総選挙」やアニメ「ワンピース」のヒット要因分析などを行い、リリースを発信してきた。いずれも全選手、全キャラクター対象にしている点に氏の独自視点がある。

「産業能率大学はPR活動に力を入れている大学。そこで自分の研究活動だけでなく、メディアに注目されるような研究を通じ、PR活動の一端を担っていくのも私の役割。そこで大学の協力を得ながら1万人調査、さらに結果のリリース発信をしてきた」という。

修士、博士課程を修了した慶應義塾大学在籍時には熊坂賢次教授の研究室に所属。「アマゾンもウィキペディアもない時代に、両者を融合したようなサイトを作るという計画を打ち出した師匠のもとで、2年かけ数十万件のアイテム情報を手で入力していく作業をしていた。ロングテールに興味を持つようになったのは、実際に自分自身がアイテム情報を打ち込む過酷な作業を経験したこともきっかけかもしれない」と小野田氏は話す。

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