様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報”をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。
デジタル・トランスフォーメーションを支援するスパイスファクトリーの取締役CSO(Chief Sustainability Officer)である流郷綾乃氏は、コーポレート部門の管掌役員として、コーポレートデザイン(パブリックリレーションズ、マーケティング、ブランディング、インナーコミュニケーション)を横断的に統括する事業部長を兼任。経営の視点を持ちながら、特にサステナビリティに関わる業務に尽力している。
発想の転換で広報と出会う
高校卒業後、大学には進学しなかった流郷氏。アロマの香りが記憶やリラックス、集中力にも作用することに興味を持ち、アロマセラピストとしてキャリアをスタートした。
その後、アロマの知識を活用できる営業会社に転職。しかし、クライアントへのテレアポ業務が極端に苦手だったこともあり、当時の社長に「PR広報で成果を上げ、メディアから電話がくるようになれば、その対応はできる」と伝え、広報活動をすることの許可を得て新たなスタートを切る。その後、PR研修を経てはじめて作成したPR企画案が日経新聞のローカル版に大きく取り上げられた。会社には問い合わせが数多く寄せられ...

