企業理念や経営方針への理解を深め、従業員エンゲージメントの向上を企業価値につなげる。ワコールホールディングスは、社内報アプリや社内勉強会を通じて、経営情報を分かりやすく届けている。閲覧データやアンケートをもとに発信内容を見直し、次の対話へつなげる取り組みを聞いた。
ワコールホールディングスでは、店舗で顧客に接する販売員をはじめ、国内外のグループ会社を含むさまざまな勤務地・職種の従業員が働く。そうした従業員に、会社の方向性や各部門の動きをどう届けるか。同社は社内コミュニケーションの目的に、企業理念や経営方針への理解促進と、従業員エンゲージメントの向上を掲げる。「この2つは、特定の課題をきっかけに掲げたというより、以前から重視されてきたものだと理解しています。その先に企業価値の向上があると考えています」と、コーポレートコミュニケーション部 IR・広報課長の山田孝一氏は話す。
その中心を担うのが、社内報アプリ『Chiki』だ。「店舗で働く販売員を含め、勤務地や職種を問わず、タイムリーに会社の情報を届ける役割を担っています」と、同部IR・広報担当の仲田有希氏は説明する。
理念を受け継ぎリニューアル
同社の社内報は、同社創業者の塚本幸一氏が1957年に紙媒体の『知己』を創刊したことに始まる。『知己(己を知る)』とは、「自分の真...

