新聞や雑誌などのメディアに頻出する企業や商品リリースについて、PRコンサルタントの井上岳久が配信元企業に直接取材。背景にある広報戦略やリリースづくりの実践ノウハウを、じっくり分析・解説します。
商品紹介だけでなくトレンドを
解説することで、メディアへの
企業イメージ浸透にもつながる
予告通り、前号に引き続きドン・キホーテのリリースを取り上げたいと思います。今回は、「ハロウィントレンド予測」のリリースです。
トレンド情報も独自に配信
パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスは、新店舗情報や新たに開発した商品・サービスに加えて、市場のトレンドや業界の流れなどもリリースとして発信。日本でハロウィンが定着し始めた頃からこうしたリリースを配信しているそうです。
とはいえ、世間でいちばんハロウィンが盛り上がっていた頃からすると、縮小傾向にあるのは明らかです。そんな中で同社は、2025年のトレンドを、「オシャレ×SNS映え」というキーワードで表現。かつてのように街に繰り出して大騒ぎするのでなく、家で親しい人たちとコンパクトに楽しむことを前面に押し出したのです。
そしてハロウィングッズは、パートナー企業に依頼して「ドンキでしか買えない」コラボ商品に力を入れています。例えば2025年はサンリオやディズニー、Netflixの人気ドラマ「イカゲーム」とコラボした公式コスチュームなどがありました。
広報では約2カ月前の8月から担当者に情報を得て全体像を把握し、リリースに入れるべきものを選抜。バラエティ商品の広報担当も、前回の家電と同じ土門辰将さんです。
土門さんは、これまでバラ売りだったオーナメントがパッケージになっていて、これさえ購入すれば自宅ですぐにハロウィンの飾りつけができる「オーナメントセット」に着目。開発担当者からは、耳が動いて動画映えする「ぴこぴこケープ」や、写真での小顔効果が狙える「ハロウィンカチューシャ」をプッシュされ、興味をもったそうです。これら...


