グローバルPR市場の注目事例を紐解き、日本の広報担当者が活用できる知見と実践手法を解説します。
毎年、世界各地で開催される広報・PR関連の国際イベント「IPRN AGM」。IPRN創設30周年にあたる今年は、ポルトガルの都市、ポルトで6月に「IPRN AGM 2025」を開催。欧州を中心に30以上のPR会社から50人以上の参加者が集いました。
広報会議2025年1月号~6月号では、インドのプネーで実施された「IPRN AGM 2024」で出会った事例を紹介してきました。今回からは、筆者が「IPRN AGM 2025」に現地参加した際に得た知見や、抱いた所見を読者の皆さまにお届けします。これらのイベント開催中には多くの方とともに、多くの知見にも出会います。海外ならではの新しい事例もあれば、海外の事例なのに日本でおなじみのことのように感じたりもします。私は、世界中で同じような課題を持ち、その課題を解決するために試行錯誤している仲間がいると気づくことは、まったく新しいことに出会うことと同様に、意義がある...