「あえて使ってみる」ことで属人化を防ぐ PR業務における生成AI活用の事例とは

公開日:2025年11月06日

    不動産・住宅情報サービス「LIFULL HOME'S」を主力事業とするLIFULLは、全社的な生成AIの活用推進を受け、PRにおいても効果的に活用している。同社クリエイティブ本部 PRユニット PR1グループの田中賢也氏が取り組みを語った。

    LIFULLでは生成AIの活用が全社的に推進されている。その成果は2024年10月から2025年3月において単体従業員の約91%が「生成AIを活用して業務効率化できた」と回答し、約3万1600時間もの業務時間効率化につながっているという数字に表れている。

    全社的に活用を推進

    田中氏は、同社全体における生成AI活用の推進について、その特徴的な取り組みとして3つを挙げた()。こうした全社的な取り組みを受け、PRグループでも生成AIの活用が本格化した。

    図 全社的な取り組み

    ①社内用生成AIツール「keelai」の構築
    チャットツール上で利用できる社内専用の内製AIツール。機密情報の取り扱いや社内ユースケースに対応しているため、従業員は気軽に利用できる。

    ②日常的な業務プロセスへのAIの組み込み
    メールサービスに、内容に基づいた返信文を生成する機能を組み込んだ。宛名と添付ファイル名の不一致を検知する機能もある。日常的によく使うプロセスに生成AIを組み込むことで活用頻度を上げている...

    この先の内容は...

    広報会議』 定期購読者限定です

    ログインすると、定期購読しているメディアの

    すべての記事が読み放題となります。

    購読

    1誌

    あたり 約

    3,000

    記事が読み放題!

    この記事をシェア