様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報”をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。
JAXAベンチャー認定企業として知られ、衛星データを活用した事業を展開する天地人。
広報マネージャーを務める砂流恵介氏は、メディアリレーションをはじめとする対外的な広報コミュニケーション施策全般と企業ブランディングに取り組んでいる。また、同社の広報体制の構築を担い、チームメンバーのマネジメントや戦略策定も行っている。
さらに、天地人での活動に加えて、同氏は国内有数のスタートアップ向けカンファレンス「IVS」の広報責任者を務めるほか、ライターやフォトグラファーとしても活躍。社内外で精力的に活動している。
「ゲリラPR」として注目
砂流氏が広報業務に初めて携わったのは、パソコン・周辺機器メーカーの日本エイサーに転職した際のこと。未経験ながら商品カタログの作成から始め、自主的にゲーム会社にコラボレーション企画をもちかけ、プロジェクトを推進するなど、異色のキャリアスタートを切った。
その後、外部のPR会社に広報業務の支援を依頼したことを機に、プレスリリースの作成やメディアリレーション、PRイベントといった一般的な広報の基礎を集中的に学んでいった。
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