報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。今回は市民ランナーのための雑誌『月刊ランナーズ』の編集長が登場します。

アールビーズ
『月刊ランナーズ』
約27万部発行/毎月22日発売/1976年創刊
年間の定番企画
(1)新規フルマラソンの情報
(2)フルマラソンのトレーニング
(3)フルマラソン直前の調整法
ここ1年のヒット企画
(1)月間100kmでフルマラソン歩かず完走!
(2)寝ても覚めてもサブスリー
(3)ランニングで実践する健康寿命
編集体制
編集部は編集長のほか6人。全国の主要なマラソン大会はもちろん、海外へも取材に出かける。毎月10日前後が校了日で次号の企画が動き出す。
潜在ランナー層は1000万人
1976年に創刊した国内初の市民スポーツ雑誌『月刊ランナーズ』。ランニング愛好家に、より充実したランニングライフを実現するための専門知識やトレーニング方法などを提案し、市民ランナーたちの活き活きとした様子を伝えている。
「コアターゲットは、ランナーのコアと同じ40〜50代の男性で、ランニングをスポーツとして捉え、フルマラソンを走る人。ランニングを通して健康のありがたさを実感し、行動範囲を広げ、自分の能力を高めたいと思っている人たちの、ある種教科書のような存在になっています。記録という絶対値があるのがフルマラソンの良さなので、そこに焦点を当ててつくっています」と編集長の下条由紀子氏は話す。
日本のランニング愛好者はおよそ550万人。潜在ランナー層は1000万人以上とも言われ …