偽アカウント・なりすまし被害の動向 発覚時の広報対応とその対策は?

公開日:2025年8月04日

企業の公式アカウントになりすました不正行為は、個人の被害にとどまらず、巻き込まれた企業の評判にも影響を与える。偽アカウント対策やSNS運営体制構築など、企業のSNSリスク対策における総合支援を行うリリーフサインに、知っておくべきポイントを聞いた。

偽アカウント発覚時の広報

① なりすまし被害の事実を公表、注意喚起
② プラットフォーム側への削除要請などの対応報告
③ 再発防止策の提示

偽アカウントによる被害を抑制するポイント

① 偽アカウントの早期発見と定期モニタリング
② 万一に備えた対応マニュアル・社内連絡網の準備
③ 公式と見分けやすいアカウント設計

Q.企業アカウントを装ったなりすましによる被害の傾向は?

A.個人情報や金銭をだまし取るなど悪質な行為も

企業やブランドの公式アカウントを装った偽アカウントの「なりすまし」による被害が増加しています。

例えば、偽アカウントが「架空のキャンペーン情報」を一般アカウントへ発信し、個人情報を抜き取る、または金銭をだまし取るケースや、「偽セミナー情報」を告知し、同様に個人情報や口座番号をだまし取るような悪質な行為が増加しております。

公式アカウントがないSNS上でも発生

一般消費者との接点が多いBtoC企業だけでなく...

この先の内容は...

広報会議』 定期購読者限定です

ログインすると、定期購読しているメディアの

すべての記事が読み放題となります。

購読

1誌

あたり 約

3,000

記事が読み放題!

この記事が含まれる特集

SNSがつなぐ企業とファン

企業とファンSNSが人々の情報収集や意思決定に大きな影響を与える現代。企業は今、どのようにSNSを活用し、生活者との信頼関係を築いていくべきなのでしょうか。共感や対話を通じて関係性を深め、やがてリアルな行動へとつなげていく。SNSは“つながる” ツールから、“価値をともにつくる” 場へと進化を遂げています。本特集では、企業がどのように生活者の共感を育み、他のアカウントや実空間とも連動しながらファンを広げているのか、戦略設計や施策の工夫、コラボレーションの実例を通じて紐解きます。