宮崎県小林市のPR施策「ハッシンコバヤシ!!」では同市出身の吉野北人(THE RAMPAGE)やイワクラ(蛙亭)を起用。4万人規模の自治体としては異例の大きなアウター効果を呼んでいる。
前回は、市民や学生が発信者となり、PRと郷土愛醸成が一体となった「ハッシンコバヤシ!!」のインナー(内向け)の事例をご紹介しました。今回は、市出身の著名人とコラボレーションし、市内外へ魅力を発信するアウター(外向け)施策に焦点を当てます。
吉野北人の小林愛が形に
「ハッシンコバヤシ!!」のアウタープロモーションを担う看板事業の一つが、小林市出身の人気アーティスト、吉野北人さん(THE RAMPAGE)とのコラボレーションです。自他共に認める“大の地元好き”であり、メディアで常々「小林市愛」を語ってきた吉野さんを「こばやしスペシャルPR大使」に任命し、多角的な施策を展開しています。本施策によるメディア露出の広告換算額は2億5千万円を超え、延べ約1万人が市を訪問。驚くべきは、都市部からのアクセスが容易でない条件にありながら、来訪者の約7割が県外(海外含む)という点です。人口4万人規模の自治体において、情報発信が「誘客」に直結した顕著な事例と言えます。
最大の特徴は、SNSでの動画視聴を単なる「認知」で終わらせず...

