社外との交流が新たな施策の切り口に 広報が担う企業イメージの再構築

公開日:2025年9月17日

  • 石川絢子氏(コミューン)

様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報”をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。

組織と人とのつながりを支えるコミュニティサクセスプラットフォーム「Commune」をはじめ、コミュニティづくりからカスタマーサクセスに寄り添う支援まで、様々なサービスを展開しているコミューン。広報を担当する石川絢子氏は、コーポレート広報、サービス広報の両者を含む、社外広報業務を担当している。

発信だけが広報ではない

石川氏が広報業務に携わるようになったのは、以前勤めていたグリーで新規事業の立ち上げに携わった際のこと。それまでは管理系業務などを幅広く行っていた石川氏だが、同社にとっての新しいビジネスを拡大していくためには広報の力が必要だという判断があり、広報に任命された。

同氏はそれ以前に広告会社に勤務していたことから、広報担当者と業務で接する機会はあった。しかし、広報の業務については、プレスリリースの配信や取材対応、社内報の発信などを担当する職域といった業務のイメージを漠然と抱いているのみだったという。

グリーで先輩広報から指導を受けながら広報スキルを身につけていく中で、当初は広報業務のうちのほんの一部しか見えていなかったことに気づかされたと石川氏は話す。「もともと広報の業務は...

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