日本広報学会は、会員のための相互研鑚の場として「広報塾」を定期的に開催している。今回は和歌山市に話を伺った。
1999年11月、同市は全国に先駆けて「シティプロモーション推進課」を設置した。しかし当時は概念が十分に浸透せず、設置から4年を待たずして廃止。20年以上を経た2025年、再び「シティプロモーション課」が発足し、自治体が自らの言葉で“まちの価値”を語り直す挑戦が始まった。
市民が語り手になる施策
同市は1970年代から人口減少が始まり、若者の県外進学率は長らく全国ワースト1位だった。だが中心市街地への大学誘致を進め、5大学・約2200人の学生が「まちなか」で学ぶ環境を整備。教育・生活・雇用を...

