経営の意思を社会に伝え、社会の声を経営に還元して事業に活かす。ツムラのコーポレート・コミュニケーション部は、その双方向の橋渡し役として機能している。「広報でより良い経営環境をつくる」ことを目指す同社の考えと、重視する指標について聞いた。
2025年4月、ツムラは組織改編を実施。6組織を束ねた「経営統括本部」を新設した。この改編の目的のひとつが、コーポレート機能の横の連携を強化すること。従来、6つの組織は異なる担当執行役員が管轄していたが、経営統括本部では本部長をCFOが兼任し、各組織を統括。CFOのもとに組織を集約させることで、情報共有や組織連携をスムーズに行い、より生産性高く経営に寄与することを目指している。
企業DNAに基づいた広報戦略
経営統括本部に編入した組織のひとつがコーポレート・コミュニケーション部。同部は広報課、コミュニケーションデザイン課、IR推進課、そして茨城工場内の見学施設であるツムラ漢方記念館課の4つのチームで構成されている。
「コーポレート・コミュニケーション部は、当社のパーパス、ビジョン、事業活動についてすべてのステークホルダーを対象に双方向コミュニケーションを行うことで企業への理解を深めてもらい、信頼関係を構築し、当社への支援を得るとともに、将来価値を含めた適正な企業価値評価を得ている...

