様々な領域で活用が進む「生成AI」を、広報ではどのように活用できるのか。また、AI時代の広報に必要なスキルセットとは。生成AIの活用について広報担当者に考えを聞く。
スマートロックやオフィス向けソリューションを展開するビットキーでは、広報領域でも生成AIの活用が進んでいる。用途は、プレスリリースの構成案や見出しの検討、リスクチェック、ビジュアル制作の素案づくり、調査設計の壁打ちなど幅広い。
一方で、生成AIによって作業を効率化するほど、広報として何に時間を使い、何を人が判断すべきかが問われるようになっているという。
創造的な仕事に時間を使う
ビットキーでは、各部署が目的に応じて活用している。会社として、社内情報を扱える安全な環境は整えているが、活用の背景や狙いは部署ごとに異なる。
広報・プロモーション領域での活用目的について、同社 広報チーム チームマネージャーの北島香織氏は、大きく3つあると話す。
1つ目は、広報として本来向き合うべきコア業務に時間を寄せることだ。広報が見るべき領域は広がり続けている。一方で、クリッピングをはじめとする細かな作業も多い。そうした業務に時間を取られすぎると、じっくり考える時間が圧迫される。
2つ目は、社員の成長機会を生み出すことだ。同社広報チームは毎年新卒社員が入社する組織ではない。そのため、単純作業が効率化されないまま残ると、同じ人が長くその業務を持ち続けることになりかねない。「作業を効率化しなければ、例えば...

