テクノロジーを活用した体験は、新しい発見や驚きをもたらす。子どもたちの未来を育む体験を提供している「ICCキッズ・プログラム」の事例には、「受け手の体験」と「伝えたい意図」の両立など、広報にも必要な視点が詰まっている。
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]とは
NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では、2006年から夏休みの時期に、子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に「ICCキッズ・プログラム」を開催している。
「ICCキッズ・プログラム2025」では、「みくすとりありてぃーず─まよいの森とキミのコンパス」と題した展覧会を8月8日から9月15日に開催。「Mixed Reality」(複合現実)をテーマに選定した作品を展示している。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)産業文化研究センター長・教授の赤羽亨氏、ICC学芸員の鹿島田知也氏による共同キュレーションのもと実現した。
日本の電話事業100周年(1990年)の記念事業の一環として、1997年に東京・西新宿の東京オペラシティタワー内に開設したNTT東日本が運営する文化施設。「コミュニケーション」をテーマに科学技術と芸術文化の対話を促進し、豊かな未来社会を構想。展覧会では、様々な先進テクノロジーを用いたメディア・アート作品を取り上げている...

