テクノロジーにより新しい鑑賞を提供「?」の種となる体験を子どもたちに届ける

公開日:2025年10月02日

    テクノロジーを活用した体験は、新しい発見や驚きをもたらす。子どもたちの未来を育む体験を提供している「ICCキッズ・プログラム」の事例には、「受け手の体験」と「伝えたい意図」の両立など、広報にも必要な視点が詰まっている。

    NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]とは

    NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]では、2006年から夏休みの時期に、子どもたちの好奇心と想像力を育むことを目的に「ICCキッズ・プログラム」を開催している。

    「ICCキッズ・プログラム2025」では、「みくすとりありてぃーず─まよいの森とキミのコンパス」と題した展覧会を8月8日から9月15日に開催。「Mixed Reality」(複合現実)をテーマに選定した作品を展示している。情報科学芸術大学院大学(IAMAS)産業文化研究センター長・教授の赤羽亨氏、ICC学芸員の鹿島田知也氏による共同キュレーションのもと実現した。

    日本の電話事業100周年(1990年)の記念事業の一環として、1997年に東京・西新宿の東京オペラシティタワー内に開設したNTT東日本が運営する文化施設。「コミュニケーション」をテーマに科学技術と芸術文化の対話を促進し、豊かな未来社会を構想。展覧会では、様々な先進テクノロジーを用いたメディア・アート作品を取り上げている...

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    Z世代・α世代を中心にSNSが情報収集のメインツールとなった現代ですが、SNSを通じて自社のことを知ってもらえても、それだけですべてが伝わっているとは限りません。だからこそ、実際に見て・触れて・体験するリアルな体験を届ける場づくりが大切になってきています。商品やサービスだけでなく、企業の思いやビジョン、社会的な存在意義を体感してもらう。こうしたブランド体験を通じて、将来の顧客・社員・協業先といった多様なステークホルダーとの信頼関係の土台を築いていく。それは、企業価値の持続的な浸透と対話を担う広報の領域です。本特集では、企業がどのようにブランド体験を設計し、広報活動として社会との対話につなげているのかを探ります。ミュージアムやイベントなど、生活者と企業が出会う「リアルな場」から始まるブランドの伝え方を、最新事例で紐解きます。

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