─体験型PRイベントにより、企業は何を実現できるでしょうか。
体験型PRイベントは、「ブランドを体現して伝えるコンテンツ」だとも考えられます。顧客とのつながりはもちろん、企業の姿勢や意識啓発、社会への問いかけといった形のないものを表現することで「ブランド」と「社会」のつながりを可視化し、来場者に伝える場としても機能します。
そのため、自社が取り組む社会課題や姿勢などの要素を抽出し、疑似体験や象徴的なシーンとして再現するアプローチが考えられます。
例えば、ある製薬会社の企画で統合失調症の啓発イベントを実施したことがあります。単に疾患を解説・展示するのではなく、「患者さんの散らかった部屋=日常」を再現した空間に、患者さんの頭の中で起きていることを映像で投影することで、...


