日本の広報の将来を見つめ、日々研究活動を続ける各団体の最新活動や、注目テーマを紹介。

日本広報学会では時代に見合った、会員の関心の高いと考えられるテーマを取り上げ、講演とディスカッションを行う、会員による会員のための相互研鑚の場として「広報塾」を定期的に開催している。

2025年7月2日に開催された第96回広報塾では、作家・批評家の物江潤氏を迎え、「SNS選挙という罠」をテーマに講演が行われた。物江氏の分析は、新書『SNS選挙という罠』（平凡社新書）に基づくものであり、SNS時代における選挙とストーリーの危うい関係を鮮やかに描き出す内容だった。

そして今、私たちは書籍の中でなされている問題提起の“答え合わせ”のような...