自身にとっての“働くモチベーション”は何か? 広報活動の中で見た、点が線になる瞬間

公開日:2026年2月27日

  • 高野 梓氏(リクルート)

はじめから「広報をやりたい」という志でキャリアを歩み始める人は決して多くはない。入社当初、明確なキャリアビジョンがなかったというリクルートの高野梓氏。営業、経理、財務を経て辿り着いた広報配属で彼女が感じた“気付き”とは。

リクルート
コーポレートコミュニケーション室
コーポレート広報部部長
高野 梓氏

たかの・あずさ 2007年、リクルートに新卒として入社。半年間の営業研修を経て経理部に配属される。2009年からは財務部を経験。その後、2012年に広報部に配属となってからは10年以上にわたり社外広報に携わっている。



2007年に新卒でリクルートに入社しました。本配属は経理部でしたが、当時はスタッフ配属の新入社員もまず半年は現場で営業を経験するという研修制度があり、私も例に漏れず営業研修後に本配属という形でした。2009年に経理部と財務部が統合されたことを機に財務部へ異動し、その後2012年に広報部へ。それ以来、ずっと広報の仕事に携わっています。

青天の霹靂だった経理部配属

私は元々「将来こうなりたい」「だからこの仕事がしたい」という明確なビジョンがないタイプでしたが、入社動機はありました(笑)。学生時代に少し携わっていたNPOが当時、リクルートのビジョンである「Follow Your Heart」と通ずる世界観を掲げていました。似たビジョンなのに、一方は利益率も高く売上も伸びている。違いを学びたいと思い入社を決めました。それもあって、そうした会社の仕組みが学べる部門を希望していました。と言いながら、就労経験のない当時は「人事かな」「マーケティングも面白そう」とふ...

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広報パーソンに聞くキャリアの進化論

時代の変化とともに、広報の仕事は大きく変わってきています。業務量が増えるのみならず、対話すべきステークホルダーの多様化や生成AIの登場などによって、関わる領域は広がり、求められる視点も高度になっています。他方、こうした変化の中で、「自分はこのままでいいのだろうか」「この経験は、次につながるのだろうか」─そんな問いを抱えながら日々の業務に向き合っている人も少なくないはずです。広報の仕事には教科書のような正解ルートがありません。同じ「広報」という肩書でも、歩んできた道や身につけてきたスキルは人それぞれです。ただ、これまで第一線で活躍してきた広報パーソンたちの考え方や経験には、自身の現在地を見つめ直すヒントが詰まっています。そこで本特集では、「人」に焦点を当て、多様なキャリアの歩みをたどります。異なる立場や環境に身を置く実務家の声から、広報という仕事のリアルと、その先に広がる選択肢を探ります。

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