海運を軸に事業領域とグローバル展開を広げる商船三井。2026年度に始まったグループ経営計画「BLUE ACTION2035」のPhase 2では、「人と組織の力」の最大化を、持続的な成長を支える経営基盤の一つに位置づける。多様な人財が同じ方向を向き、自ら考えて行動する組織を、いかに実現するのか。取締役 常務執行役員 チーフ・コミュニケーション・オフィサー(CCO)の園田早苗氏に聞いた。
カルチャーは行動変容の結果
─まず、園田さんのご担当領域を教えてください。
チーフ・コミュニケーション・オフィサーとして、グループ横断のブランディング戦略を担っています。IR、メディア広報、インターナルコミュニケーション、宣伝、SNSなどを通じ、ステークホルダーとの信頼関係を築くことが役割です。
コーポレートコミュニケーションは、企業活動を一つのストーリーとしてつなぐ仕事です。私自身もボードメンバーとして、経営とコミュニケーションの双方に責任を持っています。
─貴社が事業や組織の変革を進める中で、コミュニケーション部門にはどのような役割が求められていますか。
まず明確にしたいのは、コミュニケーション部門がカルチャーを直接変えるわけではないということです。それを担う機能が、一部署にあるわけでもありません。
経営は方向性を示し、人事は制度をつくり、事業部門は経営計画を行動に落とし込みます。最終的に社員一人ひとりの行動が変わり、その積み重ねの結果としてカルチャーが変わっていくのだと考えています。
コミュニケーション部門の役...

