“スタバはないけどスナバはある”のダジャレから始まった鳥取県とナウル共和国のSNS上での交流が、大阪・関西万博で同盟を結ぶまでに発展した。両者のSNSの中の人に運用におけるポイントを聞いた。

協定締結式の様子。
大阪・関西万博の「鳥取県ゾーン」と「ナウルパビリオン」は6月30日、「サンド・アライアンス」を締結。協定締結式を実施した。本同盟は「砂」に関連するパビリオン同士で万博を盛り上げていくため、鳥取県が始動した取り組みであり、ナウルパビリオンはヨルダン館、サウジアラビア王国館に次ぐ3カ国目の加入となる。
鳥取県とナウル共和国のつながりは、2021年のSNS上での交流からスタート。鳥取県の平井伸治知事の「スタバはないけどスナバはある」というダジャレを、ナウル共和国のX(当時はTwitter)が真似して投稿。両者が“砂”に縁があることから「すなうる共和国連合」結成を呼びかけるなどのやり取りをしていた。
万博開始直後には、ナウルパビリオンに展示物が置かれていない台座があることが話題に。鳥取県がその台座に鳥取の砂でつくったミャクミャクを展示し「サンド・アライアンス」への加盟をSNS上で勧誘し、賛同を得たことで本同盟の締結に至った。また、6月2日にはナウル共和国のXのフォロワ...