伊勢半流・五感で伝えるブランド戦略 体験を通して紅の伝統文化を未来へ届ける

公開日:2025年10月01日

    創業200年を迎えた伊勢半グループ。現存する最後の紅屋である同社は、企業ミュージアムや体験型プログラムを通して、日本の化粧文化やブランド価値を発信している。同社の事例をもとにブランド価値に貢献する「体験の力」を考える。

    「紅ミュージアム」は、江戸時代に「紅」が広まった経緯や日本の化粧文化を伝承する伊勢半グループの使命に基づいた発信を行っている。

    東京都・港区南青山

    紅ミュージアム
    開業日 2005年
    館の形態 ビル入居型の独立ミュージアム
    来館者の滞在時間 60分程度
    プログラム・展示 創業時から受け継いできた紅づくりの技と、化粧の歴史・文化を数々の資料とともに公開。紅の試しづけなどの体験スペースあり。...
    この先の内容は...

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    企業価値を伝えるブランド体験設計

    Z世代・α世代を中心にSNSが情報収集のメインツールとなった現代ですが、SNSを通じて自社のことを知ってもらえても、それだけですべてが伝わっているとは限りません。だからこそ、実際に見て・触れて・体験するリアルな体験を届ける場づくりが大切になってきています。商品やサービスだけでなく、企業の思いやビジョン、社会的な存在意義を体感してもらう。こうしたブランド体験を通じて、将来の顧客・社員・協業先といった多様なステークホルダーとの信頼関係の土台を築いていく。それは、企業価値の持続的な浸透と対話を担う広報の領域です。本特集では、企業がどのようにブランド体験を設計し、広報活動として社会との対話につなげているのかを探ります。ミュージアムやイベントなど、生活者と企業が出会う「リアルな場」から始まるブランドの伝え方を、最新事例で紐解きます。

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