様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報” をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。
リストグループは、東京・神奈川エリアを中心とした分譲マンション・注文建築の開発から仲介、アセットマネジメント、海外不動産まで手掛け、特に高級不動産に強みを持つ総合不動産企業。田尻有賀里氏はグループ全体の広報責任者として、ホールディングス傘下の国内5つの事業会社と海外拠点それぞれの社内外広報を統括している。
同氏は、広報全体の意思決定・予算・組織作り・チームビルディングのほか、全員が広報未経験の状態からスタートしたメンバーの育成を担っている。また、社内外広報に加え、グループ全体のHPや会社概要・CI管理、危機管理体制の構築など、CSRと宣伝広告とIR以外の広報業務全般をマネジメントしている。
ひとり広報スキルを習得
立命館大学でメディアリテラシーを専攻した田尻氏は、マスコミ志望で就職活動をしていた。新卒で、当時東京ガールズコレクションの運営も行っていたファッションECサイトを運営する企業でECの企画・編集を担当。1年後、グループ企業の化粧品メーカーへ異動しウェブ兼広報担当に。初めて広報業務に触れ、『PRIR』(『広報会議』の前身)を読みながら独学で勉強したという。2007年には、当時30人規模...

