企業への信頼を築き、レピュテーションを高める広報活動をいかに評価すべきか。「経営の意思決定に広報の視点を」という声が高まる一方で、効果測定の手法や指標に悩む担当者は多い。第一線で活躍する広報パーソン5人に、実践の工夫を聞いた。
エムピーキッチン
ホールディングス
広報課マネージャー
堀 遼平氏
広報歴:8年
業務内容:
(〇)メディアリレーション
(〇)社内広報
( )広告宣伝
(〇)グローバル広報
(〇)SNS・オウンドメディア運営
(〇)危機管理広報
( )IR
( )サステナビリティ関連
( )その他
所属する広報関連部門のミッション、KGI
お客さまをはじめとするすべてのステークホルダーとのリレーションを構築し、店舗への実来店(KGI)を最大化すること。
重視している指標(KPI)とその理由
広報が大きく寄与できる領域は大きく2つに分かれると考えています。
ひとつは「新規認知の獲得」。関連する指標は下記の通りです。下に向かうにつれ、「実来店に近しい」指標として評価しています。
●外部メディアへの露出量
●SNS上のインサイト(自社・UGC)
●自社サイトのインサイト
●GoogleMapのインサイト
もうひとつは「ファン化促進」です。そのために下記の指標を定めています。
●顧客定着率
●来店頻度
●LIVE配信などファンコンテンツ関連の各指標
「経営」に貢献するために工夫している点
新規のお客さま認知獲得から実来店、定着に至るカスタマージャーニーの中で、各種広報施策がどの役割を担っているかを明らかにし、それぞれの指標と売上の相関分析をもって貢献度を可視化することを意識しています。
効果測定に関する課題
お客さまの来店経路などを精緻に取得できる業種では...

