様々な領域で活用が進む「生成AI」を、広報ではどのように活用できるのか。また、AI時代の広報に必要なスキルセットとは。生成AIの活用について広報担当者に考えを聞く。
データ活用を軸にマーケティング支援を展開するフェズ。同社では、オウンドメディア運営や企画立案、議事録作成など、広報・PR業務の様々な場面で生成AI活用が進んでいる。
特に大きな変化をもたらしたのが、オウンドメディア「FEZ MAG」の制作業務だ。取材後の文字起こしや記事の初稿作成に生成AIを導入したことで、従来1~2日かかっていた作業が数十分程度に短縮されたという。
一方で、同社 広報責任者の真鍋順子氏は、「最終的に外へ出せる状態にするのは人」と強調する。生成AIによって効率化が進む時代だからこそ、人間の判断力や基礎力がより重要になると考えている。
「まず触ってみる」文化
フェズで生成AI活用が本格化した背景には、自社事業との接点があった。同社では2024年、生成AIを活用したデータ分析ツールをローンチ。ツールに関するPR業務を進める中で、広報部門でも生成AIへの理解を深める必要が生まれた。真鍋氏自身も、PRとして対外発信を進める中で生成AIを使い始めたという。当初はエンジニア部門を中心に活用が進んでいたが、その後、...

