企業のフェーズに応じて重視する指標も変化 Shippioの経営に資するスタートアップ広報

公開日:2025年10月31日

    スタートアップにおける広報の立ち上げは、スピードと戦略の両立が鍵となる。貿易DXを推進するShippioでは、専任者の着任を機に広報機能を整備し、1年で経営貢献へと役割を広げている。

    「国際物流を、アドバンストに」をビジョンに、貿易DXを推進すべくデジタルプラットフォームを構築しているShippio。以前から提供していた国際物流における業務・貨物状況を可視化するソリューションの提供に加え、9月には通関業務の効率化を実現するAIサービスを新たにリリースするなど、事業の拡大を進めている。

    広報室室長の小川晶子氏は、2024年8月に入社。同社ではそれ以前は広報専任の担当者はいなかったため、小川氏の入社により広報機能を本格的に立ち上げることになった。

    事業に加え、経営にも貢献

    現在、広報室では大きく2つの目標を掲げ、広報活動を行っている。ひとつが、貿易DXという同社の事業領域において、「この領域といえばShippio」と想起されるようなパーセプションを獲得すること。もうひとつが、「業界以外での認知向上」だ。

    「私が入社した時点では、当社の認知度は“業界内で聞いたことがある人がいる”という段階でした」と小川氏。そのため、まずは事業を展開している領域で第一想起される存在(=「貿易DX...

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    広報と経営をつなぐ効果測定

    企業を取り巻く環境が急速に変化する中で、広報に求められる役割も変わりつつあります。企業が信頼を得て持続的に成長していくためには、「自社が何を目指し、どんな未来を描こうとしているのか」という経営の方向性を社内外に伝える力が欠かせません。そのため、広報は情報発信にとどまらず、経営の意図を共有し、共感を生み出す「翻訳者」としての役割を担い始めています。さらに近年は、社会の認識や行動をどう変えるかという点も、経営的な広報機能の中核となっています。効果測定においても、露出の「量」だけではなく、「いかに信頼やレピュテーション、ブランド価値を高めたか」といった露出の「質」に重きを置くケースも見られるようになりました。本特集では、目標設定と効果測定のあり方について、アンケートや事例、インタビューから読み解きます。

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