経営変革期を迎えたワイエスフード 広報が担う“グループの舵取り”

公開日:2025年11月04日

    企業にダイナミックな変化が起こっている時にこそ、広報には従来以上に経営と一体化し、方針を正確かつ分かりやすく社内外に届ける役割が求められる。M&Aや経営体制の変更など、大きな変革の中にあるワイエスフードの事例を紹介する。

    「九州筑豊ラーメン 山小屋」の運営で知られるワイエスフードは、今、大きな変革の時を迎えている。2025年6月に新経営体制をスタートして以降、焼肉チェーン「焼肉やっぱ。」や、南仏料理レストラン「ROTISSERIE★BLUE」などのM&Aを実施。さらに、2026年1月には持株会社体制へ移行する方針を発表した。

    同社の広報をひとりで担っているのが、管理本部 広報・IR課 課長の南百合子氏。広報のミッションについて同氏は次のように話す。

    「M&Aによりグループ会社が増える中で、各ブランドや企業の文化を大切にしながら、ワイエスフードグループとしての方向性をいかに分かりやすく伝えていくか。それが今の広報の大きな役割だと考えています」。

    南氏は、グループ全体のブランド信頼度と企業好感度を高めることで、M&Aや体制移行を円滑に...

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    広報と経営をつなぐ効果測定

    企業を取り巻く環境が急速に変化する中で、広報に求められる役割も変わりつつあります。企業が信頼を得て持続的に成長していくためには、「自社が何を目指し、どんな未来を描こうとしているのか」という経営の方向性を社内外に伝える力が欠かせません。そのため、広報は情報発信にとどまらず、経営の意図を共有し、共感を生み出す「翻訳者」としての役割を担い始めています。さらに近年は、社会の認識や行動をどう変えるかという点も、経営的な広報機能の中核となっています。効果測定においても、露出の「量」だけではなく、「いかに信頼やレピュテーション、ブランド価値を高めたか」といった露出の「質」に重きを置くケースも見られるようになりました。本特集では、目標設定と効果測定のあり方について、アンケートや事例、インタビューから読み解きます。

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