拠点を越えた血流=コミュニケーション設計 シマダグループの「体温を上げる」取り組み

公開日:2026年3月06日

  • シマダグループ

事業の拡大とともに、社内の距離も広がる。シマダグループは、その課題に「血流」という比喩で向き合い、コミュニケーションの設計を見直してきた。その背景にある思考と判断のプロセスをたどる。

不動産事業やホテル事業などを手掛けるシマダグループ。同社の祖業は米穀店だ。そこから米に関連する飲食や販売事業が生まれ、さらにホテル、介護へと広がった。現在は旅行事業や日本酒事業も含め、大きく分けて7事業を展開する。主幹事業は不動産であり、新たなサービスが始まる際の起点にもなっている。

血流としてのコミュニケーション

「不動産営業としてスーツで働く社員もいれば、レストランの料理人、介護施設のスタッフもいるのが当社。職種も拠点もばらばらです」と話すのは、同社ビジョナリー企画部 広報の瀧口喜子氏。その多様さこそが同社の強みである一方、理念をどう共有するかという課題を常に孕んでいる。

同社がミッションに掲げるのは、「Only One(他者にはない魅力的な価値を創造し続ける)」。それを体現するには、職種や拠点の壁を越えた接続が不可欠だ。コロナ禍において、代表取締役社長の島田成年氏は社内コミュニケーションを血流に例えたという。「企業の血流であるコミュニケーションが滞ると、体温が下がり、病気になってしまう。だから、みんなで体温を上げよう、という...

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