広報・PR歴20年以上のベテランが考える 企業の第2創業期を支える広報の重要性

公開日:2025年7月14日

  • 小野寛昭氏(ディーエイチシー)

様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報”をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。

ディーエイチシー(DHC)の広報室では、プレスリリースの作成・配信やメディア対応、危機管理広報などの社外広報と、イントラネットを使った従業員への情報発信やエンゲージメント向上のためのインターナルコミュニケーション施策といった社内広報の双方を担っている。広報としての経験が浅いメンバーも多く在籍しているため、チームとして広報力の強化に注力している。

課長を務める小野寛昭氏は、オリエンタルランドグループのミリアルリゾートホテルズや船橋市、ソラスト、DHCと、これまで約20年にわたり、さまざまな業種、団体で広報・PR業務に携わってきた。

広報との出会い

小野氏が広報と出会ったのは、新卒で入社したミリアルリゾートホテルズでのこと。当初はベルボーイやドアマンなど、ホテルのサービス業務を担っていたが、東京ディズニーシーとホテルミラコスタの開業に伴い広報の人員が必要となり異動。東京ディズニーシーおよびホテルミラコスタのオープンを前に、メディア対応やプレス内覧会に携わった。「それまで広報という仕事を意識したことはありませんでしたが、自分たちで宣伝をするのではなく、第三者視点で魅力を発信するという点にやりがいと意義を感じ、広報業務に魅了されました」と話す。

勉強会を通じて職員を鼓舞

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