バンダイは、BANDAI SPIRITSと共に、2社共通のコーポレートサイトを開設し、情報の大幅拡充に挑んだ。採用情報ページも共通で公開している。どのようなプロセスを経て、多様なユーザーにとって分かりやすいコンテンツづくりを実現させたのか。
日本が世界に誇るアニメ・マンガ・ゲームなどの「IP」の魅力を活かし、玩具、カードゲームやプラモデルなどビジネス展開を行うバンダイとBANDAI SPIRITS。昨年3月にコーポレートサイトをリニューアルした。
パーパスに沿ったリニューアル
「当社とBANDAI SPIRITSは過去最高の営業利益を更新し続けています。そこで、更なる成長を目指し、バンダイナムコグループのパーパス「Fun for All into the Future」のもと、企業理念や世界中で展開する事業・活動などをより知っていただくことを目的として、コーポレートサイトの刷新を行うことにしました」と話すのは、バンダイ経営企画部広報チームのジョルジョ・ラゴ氏。
BANDAI SPIRITSは2018年にバンダイから分社した。元々全世代に向けサービスを展開していたバンダイだったが、世界のハイターゲット市場で事業成長することを目的に、新たにBANDAI SPIRITSを設立。以来、低年齢層向けの商品・サービスをバンダイが、大人向けの商品・サービスをBANDAISPIRITSが展開している。それに伴い両社は別々のコーポレートサイトを所有していたが、この度共通のコーポレートサイトをつくり、情報を集約することになった。
「バンダイとBANDAI SPIRITSは別企業ではありますが、採用事業においてはバンダイの人事部が一括で行っているため、両社共通のコーポレートサイトをつくることが望ましいと考えました。また、以前のコーポレートサイトにも会社情報は掲載されていましたが、もう一歩踏み込んで、企業の歴史や強み、戦略といった“会社そのもの”について、より幅広く理解していただきたいと考えました。だからこそ、当社を深く知ってもらえ...