コーポレートサイトは企業の「顔」として、ブランドイメージの形成や信頼の醸成に直結する重要な存在。しかし、その運用には多くのリスクが潜んでいる。広報担当者が押さえておくべきリスクと対策を解説する。
コーポレートサイトは企業のブランディング戦略において、その中心にあるべき存在であり、企業の「顔」と言えるでしょう。
コーポレートサイトでは、企業が発信した1次情報をはじめ、報道されたニュースに対する自社の見解といった公式のコメントなど、最新、かつ正確な情報が提示されていなければなりません。そのため、コーポレートサイトは情報の正確さ、信頼性が最も重要な要素といえます。
また、コーポレートサイトは公式SNS等が炎上し、風評被害が発生した場合に、企業が公式な謝罪や見解を表明する貴重な場でもあります。
フェイクニュースや誤情報、意図せず拡散したネガティブな見方など、炎上のきっかけは多岐にわたります。炎上時に、企業が「どのような見解を出したか」に社会は注目しています。コメントがない場合は「事実認定」されてしまうでしょう。企業がコーポレートサイトで、正確な情報を発信することで、炎上や風評被害の迅速な収束につながるのです。
コーポレートサイトは、顧客をはじめとするステークホルダーにとって、「この会社・ブランドは信頼できるのか?」を見極める大きな材料となっており、「情報の正確さ」「対応の誠実さ」がその信頼性に大きく影響するのです。 ...