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地域性で地元メディアに訴求 3年目で約350店舗まで拡大

公開日:2025年4月24日

  • 井上岳久(井上戦略PRコンサルティング事務所)

新聞や雑誌などのメディアに頻出する企業や商品リリースについて、PRコンサルタントの井上岳久が配信元企業に直接取材。背景にある広報戦略やリリースづくりの実践ノウハウを、じっくり分析・解説します。

徹底したフォーマット化で
短時間の量産体制を実現。
タイトルの切り口で興味喚起

コロナ禍がようやく収束したというのに、原材料の価格高騰で廃業する店が後を絶たず、飲食業界の苦境は続いています。

そんな中、2022年9月の初出店以来、2025年2月時点で350店を超えるまで拡大し、破竹の勢いで成長を続けているのが、安くて美味しい鰻を食べられると評判の「鰻の成瀬」です。テレビでもよく取り上げられているので目にした方も多いでしょう。今回はそんな景気のいい企業のリリースを取り上げたいと思います。

同店を運営するのは、2020年に創業したばかりのフランチャイズビジネスインキュベーション。代表の山本昌弘さんはフランチャイズ業界が長く、そのノウハウを活かしてフランチャイズのコンサルティング企業として創立。

開業から2年ほど経った頃、鰻の調理や仕入れのノウハウを持つ人から相談を受けました。当時、山本さんはフランチャイズ本部の気持ちを理解する必要性を感じていたことや、飲食にチャレンジしたいと考えていたこともあり、自社が本部となって「鰻の成瀬」のフランチャイズ展開をしていくことに決めたのだそうです。

展開から2年目以降は成功したオーナーが2店舗目を出すなどして店舗数が増え始め、多いときには週に6店舗を開業することもあるのだとか。そうなると、広報は新店オープンのリリース配信だけで手一杯になるため、リリースを極力フォーマット化しました。

広報担当は鶴池真理恵さんを含む2人で、アシスタントが3人。「鰻の成瀬」の場合、新規開店の決定から約1カ月でオープンします。開店が決まった時点で広報を含めたチームが組まれ、オーナーが開店場所や営業時間などのデータ...

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