様々な業務に向き合う広報パーソンは、“広報”をどのようにとらえ、どこに魅力を感じているのか。自身の転機を踏まえながら、広報観について聞く。
高成分野菜「ブロッコリースーパースプラウト」や「豆苗」などの生産・販売で知られる大手発芽野菜メーカーの村上農園。
広報マーケティング室では、メディアリレーションや広報戦略立案など、社外広報を中心に活動。室長代理を務める松井真実子氏は、広報マーケティング室の責任者として広報業務全般を管轄している。
広報に感じる魅力とは?
松井氏は、これまでにPR会社での勤務やIT企業、放送・通信系や食品メーカーの企業内広報、フリーランスのPRコンサルタントとしてなど、様々な形で長年広報業務に携わってきた。
同氏は新卒で広告会社に入社し、AE(営業職)としてキャリアをスタート。マーケティングコミュニケーションにかかわるなかで広報に出会い、世の中の時流と企業の資産を掛け合わせ、ステークホルダーとの対話によってファンを生み出す広報の在り方に魅力を感じ、PR会社への転職を決めたという。
「広報は知れば知るほど奥深く、効果測定などは今でも試行錯誤しています。しかし、メディアをはじめとするたくさんの皆さんとのコミュニケーションで信頼を築き、世の中に必要だと思うサービ...