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現場に足を運びPR的発想で動く

公開日:2025年4月24日

  • 北浦 舜(ミスズライフ)

能登半島地震による被害を受けたミスズライフ。工場で生き延びたぶなしめじの菌株を育成し「奇跡のぶなしめじ」として発売している。本社復旧作業チームとして現地に向かった筆者が商品化の道筋を解説。

前回は、能登半島地震直後の混乱の中で、私たちミスズライフがどのように初動対応を進めたのかをお伝えしました。震災の影響による生産停止という厳しい状況の中で、少しでも早く復旧に向かうための判断を迫られた日々。そんな中、崩れた培養室で生き残ったぶなしめじの菌株を発見し、「もしかすると、この菌株を活かせるのではないか?」という希望を見出した瞬間についても触れました。通常とは全く異なる普段の役割を超えて、チーム一丸となって取り組んだ日々は、まさに復興の第一歩でした。今回は、具体的な復旧作業の進展と、「奇跡のぶなしめじ」がどのように商品化へとつながっていったのかをお伝えします。

難航した復旧作業

復旧作業を進めると、思わぬ困難に直面しました。生育室・芽出し室にあったぶなしめじの栽培ビンをすべて廃棄し空の状態にしたところ、次に片付けた培養室から排出される空の栽培ビンの置き場がなくなってしまったのです。工場は365日稼働する生産体制のため、大量の空の栽培ビンを一時的に保管するスペースは確保されていません。加えて、被災時に崩れ落ちた多くの栽培ビンのキャップが...

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