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進化する広報のこれから

広報活動と企業ブランディングの一致を重視し経営戦略のパートナーとしてのPR会社選択を

  • 小澤美佳(令和PR)

広報活動の目的は、発信をすること、メディアに取り上げられることではありません。経営と密接に結びついた戦略的なPRの考え方、そしてそのためのパートナー選定について解説します。

広報の最大の魅力は「経営をPRで加速させる」ことができる点にあります。広報は単なる情報発信ではなく、企業の成長戦略と直結する重要な機能です。

広報という仕事の醍醐味

企業の広報活動を「リンゴの木」に例えると、まず根っこの部分には理念、ビジョン、経営戦略、組織、サービスといった「企業の根幹」があります。これがしっかりしていなければ、どれだけ発信を強化しても成果にはつながりません。次に幹の部分が「第一想起」、つまり「◯◯といえばこの会社」と認知されるためのブランディングの軸です。

そして、そこから枝として、創業者のストーリー、開発背景、お客さまの声、イベントなど、広報が発信する「ネタ」が生まれます。最後に、葉っぱの部分で「発信ツール」を検討し、メディア露出、SNS運用、自社サイト運営などを通じて外部へ発信されます()。

図 広報活動をリンゴの木に例えた概念図

このように根から葉まで丁寧に育てていくことで、最終的にリンゴの実として、①売上向上、②顧客からの問い合わせ増加、③採用力の強化、④社員のエンゲージメント向上、⑤資金調達力の向上、⑥事業提携機会の増加、⑦メディアからの出演依...

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この記事が含まれる特集

進化する広報のこれから

2025年4月、おかげさまで『広報会議』は創刊20周年を迎えました。この20年で、広報の手法や領域は大きく進化しています。ソーシャルメディアの浸透、SDGsへの関心の高まり、コロナ禍対応など、時代に応じて変化する要素がある一方で、対話を通じて信頼関係を構築していく広報の本質は変わりません。本特集では、広報の実務家や専門家が、その極意や心得を語っています。広報とは何かを改めて問い直し、社会や組織に求められる広報のあり方を考えるヒントとしてください。