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協力企業との広報連携で200件以上の掲載を獲得

  • 井上岳久(井上戦略PRコンサルティング事務所)

新聞や雑誌などのメディアに頻出する企業や商品リリースについて、PRコンサルタントの井上岳久が配信元企業に直接取材。背景にある広報戦略やリリースづくりの実践ノウハウを、じっくり分析・解説します。

BtoB企業の形がない商品も
PR手法を活用することで
確実にアピールできる!

今回は、店舗の閉店時間に流れる「蛍の光(別れのワルツ)」に代わる「新しい閉店音楽」の制作と配信を告知したリリースです。配信元はU-NEXT HOLDINGSのグループ会社であるUSENで、大創産業(DAISO)、早稲田大学マーケティング・コミュニケーション研究所との共同開発案件です。

USENといえばBGMサービスのリーディングカンパニーですが、さまざまなシチュエーションに合わせた新しい楽曲も制作・配信しています。「取引先企業から『蛍の光は閉店のメッセージが強すぎて、もう少しさり気なく閉店をお知らせすることができないか』とのお声をいただくようになったのがきっかけでした」と話すのは同社エンターテインメント事業部USEN Sound Lab. サウンドリサーチ課長の森角香奈子さん。

独自調査の結果、激増するインバウンドの利用客を含めて「蛍の光」=閉店とイメージしづらい人がいることなども判明し、快く退出を促せて、また訪れてもらえるような音楽をつくろうということになったのです。

そこで以前から付き合いのあった早大に共同研究を依頼。複数の候補曲を一般男女に聴いてもらい、そこから想起する「郷愁」「自然」など5つのキーワードを選定し、DAISOの店舗スタッフなどへの調査を経て、帰る歩調に合う4拍子の曲を作成。DAISOの店舗で流して出口調査を行いました。

DAISOは全国約2900店舗(2024年5月末時点)の直営店舗に加えて海外店舗を持ち、外国人客も多いなど、調査の現場にはうってつけでした。先述した問題点を挙げて話を持ち掛けると、好意的に応じてくれたといいます。

コロナ禍で調査が滞る時期もありましたが、無事に...

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