社史や理念、事業の意義を見直す機会となる周年をどのように迎えるか。長寿企業から学びます。

パナソニック ホームズ
1963年創業
創業者である松下幸之助の命名により、1963年に前身のナショナル住宅建材を設立。1965年に自社初の2階建て住宅「R2N型」を開発。松下幸之助の「住まいづくりほど大切な仕事はない」という使命感を原点に、住まいづくりをはじめ土地活用による資産形成、ライフスタイルに応じたリフォーム、持続可能な街づくりを国内外で展開している。
2023年8月1日にパナソニック ホームズは創業60周年を迎えた。2023年度の1年間を周年期間とし、「感謝と挑戦」というテーマのもと、さまざまな活動を展開してきた。

自社とユーザーが寄り添う姿を表現した建物の図形は、躍進と成長を示す右上がり。6の上部の矢印は、成長を後押しする意思を表している。カラーは、コーポレートカラーのノーブルブルーと環境配慮に取り組む姿勢を表すグリーンで構成。名刺や胸元に付けられるワッペン、のぼりなどにも活用された。
周年施策における活動の柱は、「60周年の感謝を機会に、お客さまとの接点を強化(顧客接点)」「当社らしい価値提供による社会全体の幸せへの挑戦(商品・サービス)」「“感謝と挑戦”の継続発信による好意度の獲得(コミュニケーション)」の3つ。
それぞれに分科会を設け、営業、宣伝、マーケティング、商品開発、ストック、技術など…