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継続的なメディア露出に成功 半年で販売100万冊を突破

  • 井上岳久(井上戦略PRコンサルティング事務所)

新聞や雑誌などのメディアに頻出する企業や商品リリースについて、PRコンサルタントの井上岳久が配信元企業に直接取材。背景にある広報戦略やリリースづくりの実践ノウハウを、じっくり分析・解説します。

シンプルながら的確な工夫で
メディアが求めるポイントに
しっかりアプローチ!

多くの人がお世話になったであろうコクヨの「キャンパスノート」2023年末に出たシリーズの新商品のリリースを取り上げたいと思います。

商品名は「キャンパス フラットが気持ちいいノート(ドット入り罫線)」。従来のノートは開いたときにどうしても綴じの部分に膨らみが生じて書きづらくなってしまいました。それを解消して平らにできるというものです。

キャンパスノートの誕生は1975年。それまでは糸綴じの大学ノートが主流でしたが、キャンパスノートは糊で綴じることによって片方のページをはぎ取ってもバラけず、背にタイトルを書き込めて、開いたときの膨らみが少ないため便利でスマートな印象を与えました。新商品は、そのフラットさをさらに追究したものといえます。

そうした追究には、学生の使い方が変化しているという時代背景があります。近年はレポート提出の際にノートをスマートフォンで撮影して提出することもあるほか、SNSでの共有や、スマホに取り込んで電車通学中の振り返り学習に活用するなど、デジタルツールを併用したニーズが広がっているといいます。

また、罫線とドットがページをまたいでつながっているので、綴じの部分まで余さず書ける上、見開きで自由に使うこともできます。こうした点を「気持ちいい」という商品名で表現しているのです。

これらは消費者からの要望でもありましたが、それ以上に「商品の良さをさらに向上させたい」という、社員たちの探究心から生まれたと同社グローバルステーショナリー事業本部D2C戦略本部ダイレクトマーケティング部コミュニケーション第2グループの広報担当・佐藤祐子さんは説明します。

開発は3年前にスタート。…

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