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市民の思いを集約したメッセージ「BE KOBE」が広まるまで

  • 松下麻理(神戸観光局)

阪神・淡路大震災20年を機に、震災の教訓を語り継ぎ、発信するプロジェクトを推進した筆者。復興に力を尽くす「人」こそが神戸の魅力であると浮き彫りにし、2015年、「BE KOBE」が生まれた。

BE KOBEのロゴ。阪神・淡路大震災の教訓を市民が語り継ぐプロジェクトからBE KOBEという言葉が生まれた。プロジェクトでは、神戸の魅力は「大きな困難に出会った時、自分以外の誰かのために力を尽くせる人」だと整理。そんな神戸を誇りに思い、「自分が愛する神戸らしい人であろう」という意味がこめられている。

神戸市広報課で働いていた2013年の年末、私は阪神・淡路大震災から20年になる2015年1月に神戸が発信すべきメッセージを模索していた。ちょうどその頃、震災を知らない市民が4割を超え、震災の経験や教訓を、経験していない人に継承していくには今しかないという危機感があった。

震災20年プロジェクト立ち上げ

広報課で取材をしていると、「これは震災がきっかけで始まった取り組みだ」と教えられることが多かった。行政だけではなく、市民運動として行われたものや、個人でコツコツ取り組まれたものなど、実に多彩な取り組みが震災をきっかけにして生まれている。それは人々が発災直後から復興の長い時間の中で、生きていくために近隣の人達とつながり、…

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