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IRの学校23時限目 IR担当部署の予算管理

公開日:2023年11月28日

イラスト/もとき理川

上場財部株谷:こんばんは。

大森:はい、こんばんは。今日は大変だったみたいだね?

上場:そうですね、部門予算に関する来期予算案の提出期限だったので、ギリギリまで作業してました。

大森:なるほど。お疲れ様でした。

上場:とは言っても、それほど大きな変更はないので、基本的に今期の概算値の横引きなんですけどね。

大森:横引きねぇ。

上場:はい。とりあえず、年間スケジュールを確認して、概算値を参考に予算を立てました。総合予算編成方針では、管理部門は、基本的に費用を抑制する方向で検討してほしい、とのことでしたので。

大森:う~ん、いいんだけど、もしかして前期の費用をそのままコピーしただけ?

上場:いえいえ、物価上昇分は見込まないといけないので。例えば、昨年リニューアルしたIR資料は今年はつくり直さない、外注委託分の内製化するなど、削減できそうな点は織り込んだつもりです。利子も入って人員も増えたので。

大森:ちょっとざっくりすぎないかい?

上場:結構細かく、個社別に見直しましたよ?

大森:個社別って、取引業者さん別ってこと?業者の見直しなどはしないの?経費を抑えるには必須の作業ではないのかな?

株谷:個社別というより、内容別というか、目的別で見直した方が良かったのかもしれませんね。例えば、会社説明会に係る費用、資料のつくりこみ、情報提供に係る配布費用など。そうすれば、業者の見直し、内製化などで削減できるかもしれませんし、新たなチャレンジの方向性も検討しやすいのかな、と思いました。

上場:確かにそうですね。なんだか、やり直したくなってきました。

大森:ははは、予算編成は調整がまだ続くだろうから。チャンスはあるよ。

上場:まだ、IR担当室の予算案の段階なので、時間の猶予はあります。いずれにしても、ちゃんと整理しておかなければならない観点だと思いました。できれば、今日はその話の続きをお願いします。

大森:了解です。株谷さんの分野かもしれないね。株谷さん、IR分野における予算管理のフレームワークを考えていきましょうか。

上場:ありがとうございます。

予算と計画の違いとは

大森:じゃあ、まず、一般的な予算編成の考え方を説明いただけますか?

株谷:はい。一般的に経営企画室など予算管理事務局が社長やCEOの考え方をまとめて...

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