コンセプトづくりから見直し反響へ、久留米大学の広報

公開日:2023年1月19日

強化している広報ツール、広報体制などを各大学の広報担当者に直撃。研究機関としての魅力、SDGsや地域社会への貢献、動画を活用した入試広報など、大学広報の今に迫ります。

久留米大学 DATA
創立年 1928年
学生数 6519人(2022年5月1日時点、学部生のみ)
所在地 (本部)福岡県久留米市旭町
広報体制 6名(大学ブランディング、入試広報、広報誌の企画・制作、メディアリレーションズ、大学WEBサイト、公式SNSなど。6名で全業務をシェア)

医学部が全国的な認知度を持つ一方で、文系5学部は、九州文系私立大学の中に埋もれ、志願者確保に苦戦。

特徴のまったく異なる学部を抱え、結局、どこにでもある普通の大学のイメージしか打ち出せていないことに課題を感じていました。そこで、夏のオープンキャンパスの告知に合わせ「ホントはすごい!?」キャンペーンを実施。研究力や教育力に関する7つのあれこれをクスッと笑えるコピーとクセのあるイラストで伝えるキービジュアルを作成し、これを反映したオープンキャンパス特設サイトを立ち上げました。同時に、福岡県民の主要な交通手段である西鉄電車で2週間の広告ジャックなどを行いました。

賛否ある意見に意図が説明できるように

キャンペーン実施にあたっては、予算を見直しました。良いクリエイティブなら大勢の目に触れると考えて、効果検証が難しい媒体への出稿は最低限にし、その分をクリエイティブ制作費に充填。話題性を考えた遊び心の...

この記事の続きを読むには定期購読にご登録ください

月額

1,000

円で約

3,000

記事が読み放題!