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マテリアリティを2種類設ける 凸版印刷のSDGs

SDGsはコーポレートブランドの確立に欠かせない共通言語。広報担当者が社内外に向けて発信するためのヒントを探ります。

凸版印刷は「TOPPAN SDGs STATEMENT」の策定の際に、2つの軸でマテリアリティを整理。上が「事業活動マテリアリティ」、下が「全社活動マテリアリティ」だ。

1900年創業の凸版印刷。同社は長く、環境保全活動に取り組んできた。例えば1991年、全社横断型の組織「エコロジーセンター」を設立。1992年には、「凸版印刷地球環境宣言」を定めた(2009年にはグループ全体の基本理念に昇華し、「トッパングループ地球環境宣言」と名称を変更)。これらの歴史を踏まえ、広報本部サステナビリティ推進部長の池田文恵氏は、「環境配慮というテーマがまだまだ社会的に話題になる以前から、当社はグループ全体で環境保全に取り組んできたのです」と語る。

そうした活動は、「CSR」「サステナビリティ」と様々な名称で受け継がれ、2019年11月、「SDGs」と結びつく。それが「TOPPAN SDGs STA TEMENT」だ。この宣言を機に紐づけられたマテリアリティ、その整理の仕方こそが同社の施策を稀有なものにしている。というのも、同社は2つの柱を軸に整理しているのだ。

まず、企業活動全体で取り組む「全社活動マテリアリティ」。そしてビジネスを通じて貢献する「事業活動マテリアリティ」だ。同本部 サステナビリティ推進チームの大森裕二氏は、「例えば、前者は、生産活動をいかに持続可能にしていくか...

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