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今後の空気感はどう変化するのか?──パターンを比較することで読み解く

公開日:2020年12月24日

  • 佐野幸恵(筑波大学)

数値から社会現象を読み解く、社会経済物理。客観的なデータから浮かび上がる社会の雰囲気は、広報戦略を練る上でのヒントを与えてくれます。

国内の新型コロナウイルス感染者数は、収まる気配がありませんが、ウェブから見られる空気感は落ち着いてきました。緊張・不安の感情は9月に2回、大きく増えましたが、台風によるものでした。感染者数は第一波の時よりも第二波の方が多いにもかかわらず、夏以降、空気感は大きく変動することなく、むしろほぼ1年前の新型コロナウイルスの感染拡大前と同水準です。しかし、様々なイベントの中止、海外への渡航制限など人々の行動変容は起こっています。これを空気感から見出すことはできるのでしょうか。

疲れの感情の推移

空気感の変動は、週や季節の周期性という一定のパターンを持っています。例えば、週末になると怒りの感情が減少したり、夏になると疲れの感情が増加したりします。そして、1年で最も疲れの感情が増加するのが、5月のゴールデンウィーク(GW)明けです。連休明けで仕事や学校が「ダルく」、「ぐったり」することが書き込み内容から推測されます。

8月のお盆休み明け、9月の夏休み明けも同様に疲れの感情が増加しますが、5月は新年度の開始と相まって、最も増加しているようです。GW前の...

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