報道対応を担当するPRパーソンにとって、気になるのがメディアの裏側。企業取材のスタンスや、プロデューサーや編集長の考えに迫ります。
『日刊水産経済新聞』編集局DATA | |
---|---|
![]() ※紙面版+電子版セット月額7924円(税込み) ![]() |
『日刊水産経済新聞』は、水産業界はもとより、食品加工、流通業界など幅広い分野をカバーする専門紙。
魚介類消費量減少傾向の中、魚食の可能性を探る長期連載が「魚食にっぽんさかなで元気!!プロジェクト」。20年10月26日付では、コロナ禍で続く食イベントの中止傾向に一矢報いる「オンラインさんま祭り2020」の模様を伝えた。
生配信したのはユーチューブで登録者数17万9000人を突破した「さばけるチャンネル」を開設する日本さばけるプロジェクト実行委員会。「魚(とと)の日」の10月10日に開催した「Zoom」配信のイベントで、噺家のさんまに関する創作落語、オンラインさんまトーク、画面の向こうの視聴者とともに「さんまのトマトソースソテー」を作るなど盛り沢山の内容だ。「この連載は10年前、魚食の楽しさを伝えようと編集部の同僚4人と立ち上げました」と水産経済新聞社 編集企画局長 浮須まさみ氏は言う。
毎月1回、話題の水産関連商品を大きく扱うのが「今月のいち押し商品」コーナー。10月5日付に載るのは、「金目鯛の干物」の缶詰。国産金目鯛を加工した干物を一口サイズにした。骨まで丸ごと食べられるよう真空パック後にレトルト加熱処理済みなので生ゴミを気にせず食べられると伝えた。この欄の商品選択基準は「他ではなかなか見られないアイテムであること。記者が自腹で購入し、味わった上で掲載商品を決めます」と浮須氏は語る。
10月5日付1面では日本IBMや楽天などの企業7社が...