自前の情報発信拠点として多くの企業・団体が注目するオウンドメディア。戦略の立て方や効果測定の方法、制作のコツを探ります。
DATA | |
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URL | https://www.bridgestone.co.jp/blog/ |
開設 | 2016年12月 |
所属部署(うち担当者数) | 広報部(約10人) |
編集長 | 肘井飛香氏(広報部 広報第3課) |
コンセプト | 人のこと、暮らしのこと、未来のこと。"ブリヂストン"の情報発信ブログ |
編集体制 | 記事を執筆するのは広報部の10人ほど。更新作業は外部の協力会社に依頼。 |
更新頻度 | 編集会議は月1回。週2回程度記事を更新している。 |
ブリヂストンでは、2016年末に一般消費者と“直接”コミュニケーションを図りたいとの考えから、ブログ「ブリヂストンブログ」を立ち上げた。これまで同社の情報発信手段は、ほとんどがマスメディアだった。よりブリヂストンのファンを増やすためには、製品開発ストーリーやサステナブルな活動など、「ブリヂストン」という企業の魅力をさまざまな観点から発信する必要がある、と考えた。
広報部員の発信スキルを磨く
ブリヂストンブログの制作担当者は広報部員。記事の企画・執筆・画像の選定は主に同部員が行う。その狙いを広報第3課長の副島裕一氏は「広報部員の執筆トレーニングも兼ねています。固定のターゲット、形式になりがちなプレスリリースだけでなく、部員に様々なターゲットに対してより自由な形で魅力的に情報発信するスキルを磨いてほしいと考えました」と話す。
各メンバーは概ね月1本ずつ執筆を担当。月に8本ほどの記事が更新されている。月1回のオンラインでの編集会議で執筆したいテーマをメンバーと共有している。
「タイヤの生産現場ってどんなところ?」と冠した、工場でのタイヤの製造工程を伝えた記事の他に、例えば...