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サステナブルな取り組みを浸透させる 身近なモノ・コトとの掛け合わせ

公開日:2020年8月10日

  • 増田総成(RABBIT クリエイティブディレクター/アートディレクター)

サステナブルな取り組みを「伝わる」メッセージにしていくにはどうすればいいか。本稿では事例を交えつつ制作物に落とし込むときのポイントについて社会課題に対するプロジェクトを数多く生み出してきたクリエイターが解説する。

ハンコ×動物保護

WITH STAMPキャンペーン

私は、WWFジャパンというNGO団体のブランディングを担当して10年目になりますが、一貫してPOINT1、2、3を意識してアイデアを探し続けています。

その中で2018年「WITH STAMP」というキャンペーンを行いました。動物保護や環境保全の関与度が低いターゲットに対して、自分の名字と絶滅危惧種の動物が彫られたハンコを生成、購入金額の一部が寄付になる仕組みを構築しました。この場合、寄付活動に興味がない人に対して、日本人が誰しも持っているハンコと動物保護を掛け合わせることで思いがけない情報との出逢いをつくりました。

POINT1 誰も興味を持っていないと仮定する

まず、SDGsを代表するサステナブルな取り組みに対して「誰も興味を持っていない」という前提から伝え方を考えるということが大切です。SDGs・サステナブル・フェアトレード・エシカル・自然エネルギーの推進など、近年世界中で社会課題への取り組みが取りざたされ、一般ユーザーもこういった取り組みが大切だということは理解してきているように思います。

しかし、大切だけど興味がない、実感がない、自分ごと化されていない・・・・・・というのが実際のところではないでしょうか?日本人は、欧米諸国に比べ、108分の1の人しか寄付活動をしていないという数値もあります。根本的に左脳では理解できているが、右脳の実感ベースでは興味がない。そのような人たちに対して...

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