2018年11月、竹中工務店は東京本店の大規模リニューアルを完成させた。新たな価値の創造と生産性向上を目指して、オフィスに新たな機能を追加した。健康面への配慮やダイバーシティ対応も実現した新オフィスの魅力とは。

6階にあるワークラウンジ「KOMOREBI」。グリーンを多く配置し、打ち合わせやリフレッシュなど、多様な使い方をされている。

4階にはコンシェルジュも配置して業務効率が上がる図書ラウンジ「IZUMI」がある。3次元映像を投影できるBIMスタジオを併設している。

エントランスからすぐの場所にある「Wi2(ワイスクエア)」は、企画展示・ワークショップなどにも使われるオープンラウンジ

社員食堂に隣接するカフェ。食事やお茶をしながら打ち合わせに使う人が多い
お気に入りがきっと見つかる 仕事もリフレッシュも自分の好きな場所で
竹中工務店の東京本店ビルは2004年に竣工。その後2011年に1度目の大規模改修を行い、国が推奨するZEB Ready*相当を実現。2度目となる今回の改修では、「新たな価値の創造」と「生産性向上」をテーマに、社員の健康にも配慮した職場環境を目指した。実際、アメリカ発祥で人々の健康などに配慮した空間を評価する「WELL認証」において、ゴールドの認定を受けている。
*ZEB Ready=再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量削減に適合した建築物
今回の改修計画は2016年の夏ごろにスタートし、2018年11月までに完成。その間に71回にも及ぶワークショップを開催し...